セクマイ・ジェンダー

セクマイ(セクシャルマイノリティ)とは?女装したりショーパブで働いた僕が出した答え

前提のお話がいくつかあるので、少しみてみましょう。

「セクマイ」という表現がツイッターをはじめに、
よく使われるようになってきています。
これは、セクシャルマイノリティ(Sexual Minority)の略ですよね。

セクシャルマイノリティかどうか、について直接的に断言することは
難しく、あなたの人生ですからやはり「自分がどう思っているか」
ということが一番大切にすべき点なのではないかと思います。

僕自身も、高校生時代は「女になりたい」と本気で思っていたことがあります。
そこで実際に精神科にも行って

「性自認が合わないんです!」

と相談もしてみたのですが、精神科医の人いわく
「君は何の問題もなさそうだよ笑」

といって終わりだったのでした。

まあ、それもそのはずなのです。

僕がその後ショーパブ(MtFやFtMの人が働くところ)で少しバイトしていたのですが、
「強烈な性自認の違い」を持っている人は、およそ中学生ごろから

「どうしても我慢ができない」
「生活に支障がでてくるレベルで」

同性が好きであることを認められない状況に葛藤している人たちばっかりだったのです。

とてもじゃないのですが、「セクマイ診断」なんてやってなくても、
「強烈な性自認と生物学的な性の違い」を感じているのが、
本当の「セクシャルマイノリティ」なのではないか、と僕は考えています。

現在の「セクマイ」ブームのようなものは、ドラマが要因なのではないか、
としつつも、少しこのセクマイとは何か? という点について深掘りしてみました。

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セクマイ(英:sexual minority)とは

では、そもそもセクマイとはなんなのでしょうか。

しっかり説明すると、アメリカの社会学で「ジェンダーとセクシャリティ」という大きなテーマの一つになってきます。

sexual minority is a group whose sexual identityorientation or practices differ from the majority of the surrounding society. Primarily used to refer to LGB individuals,(1)(2)it can also refer to transgender,(3) genderqueer (including third gender(4)) or intersex individuals.(Wikipediaより引用)

簡単に訳すと、レズビアン、ゲイ、バイセクシャルの人と、トランスジェンダー、ジェンダークイア、インターセックスといった多様な人たちのことを指します。

かなり乱暴ですが、セクマイ(sexual minority)とは、つまるところLGBTQであると考えている人たちのことであるといえます。

トランスジェンダーは、こちらにもあるように「ジェンダーアイデンティティ」と「ジェンダーエクスプレッション」が性別とは異なる人のことと定義されています。

わかりやすく言えば、「同性に振り向いて欲しいから、異性のように振る舞う(=異性装をする、性転換をする)」といったところでしょうか。(ジェンダーについてはこのように沢山の専門用語があるのです>< 気になった人はぜひ英語で読んでみることをオススメします)

Transgender people have a gender identity or gender expression that differs from their assigned sex.(1)(2)(3)  (Wikipediaより引用)

また、LGBTQとも言われるジェンダークイアは、「男女」という2つで性別をみない、つまり「男らしさ」「女らしさ」のみでジェンダーアイデンティティを決めない人のことを指しています。(ほとんどの「セクマイ」さんはこのジェンダークイアに当てはまるのではないでしょうか。)

Non-binary, also known as genderqueer, is a spectrum of gender identities that are not exclusively masculine or feminine‍—‌identities that are outside the gender binary.(1) (wikipediaより引用)

まとめると、LGBTQであるという自覚があるのであれば「セクマイ」であると言えます。

言えちゃうのですがただ、ジェンダークイアに関してはかなり拡大解釈ができるというのはアメリカでもよく話題にのぼることなのです。

他のLGBTQの人と比べると葛藤も少ないしさ、「本当にマイノリティなの?」みたいな。

ここには、アカデミックな定義と実際の「LGBTQ当事者」の捉え方は全くちがうよね、という実際があります。

セクマイとは? ②当事者の感じ方との違い

僕はこれまで、たくさんのセクマイさんと会ってきました。

ショーパブで1ヶ月程度バイトさせてもらっていたときの
他の従業員の人たち(ほとんどが性転換ずみ)のことを考えると
典型的なセクマイさんのパターンには共通点があることに気がつきました。

ショーパブだったので、もちろんトランスジェンダーの方がほとんどなのですが、
(キャストさんは綺麗に着飾って踊るし、ボーイさんは男らしくフロア担当だし)

性転換を決断するほど、強烈な「セクシャリティへの悩み」を持っていた人は早いと小学校高学年から中学校3年くらいまでの間には、

「俺(私)って、同性に振り向いて欲しいんだな、好きなんだな。」

という感情を持っていることに気がつきました。おそらく性転換した人に聞いたらだいたいはこのくらいの時期から悩んでいるというか。

その頃から、「男であること・女であること」が(好きな人のことを考えると)恥ずかしくて死にそう→異性装したいけど、周りの人の目が不安

といったパターンがあることに気がつきます。人によっては、学校に配慮をしてもらえたこともあったり、まばらなのですが、こういった「本当に悩んできた人たち」とお話をしていて一番感じるのは、「強烈な」性別に対する不一致を感じたことのあるひとが、純粋なセクシャルマイノリティなのかな、ということなんです。

多様性は認められるべきですが、やっぱり「男女」がなかなか分かり合えないことと似ていて、LGBTQの中にも違いっていうのは厳然としてあって、例えばトランスジェンダーの人は僕みたいなジェンダークイアな人とは、「同じような境遇にはいるけどさ、悩んでるレベルが全く違うわよ」なんて思ったりして、本当にマイノリティなのかな?と疑問を感じてしまうこともあるのではないかな、と感じています。

実際に僕は、女装をして働いていましたが、沢山のトランスジェンダーの先輩から「え、なんでうちで働いてんの?ひやかし?」なんて何度も言われたこともありました。

まあ、やっぱりそこは仕方ないというか、同じLGBTQといえども、性別の違いというか、とても大きな差があるので、一概に同様な「マイノリティ」ではないよな、と思いつつもお互いのことを認められたら素敵じゃないかなー、と考えています。

また今度、ショーパブで働いていたときのことは別で書こうかなと思ってます。

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まとめ:セクマイとは? 性別で悩んで、困っていたらそれはマイノリティじゃないのかな

実際にセクマイであることを悩んだ人との話を思い出しながら書いてみました。

ただ、一つ言えることがあってそれは「自分がマイノリティじゃないか」と思ったら、
定義なんか、当事者の人たちなんかも関係なくて、それはあなた自身が決めることなんですよね。

最近だと、だんだんとLGBTQであることが大きなマイナスにはならなくなってきています。

日本でも、LGBTQの結婚を認めようとする動きもでてきており、法整備が進められる方針で少しずつ動いてきています。

そんな中で「自分はセクマイだからこそ、もっといろんな人とつながりたい」なんて思ったら、まずは同じ悩みを打ち明けられる人のそばにいったり、コミュニティにいったりしてみるべきじゃないかな、なんて思ったりしています。

ショーパブで働いていたとき僕も「もし、性転換したいなら応援するからさ!」なんて沢山声をかけてもらったこともあります。応援してくれたり、声をかけてくれる人は絶対に見つかります。だから、どうか一人で悩まないでください。

LGBTQだけではなく、男女という縛りをとっぱらってしまえば、ジェンダーは他の人との比較でしかありません。

セクマイとは?なんていってみたところで、あなたが「なりたい自分」でいられるなら、やっぱりそれが一番いいのではないかな。

少しセクマイさん専用のアプリの宣伝

僕自身が、たくさんのセクマイさんとのつながりの中で、
「もっとセクマイさんがつながれたら」と思った経験から
セクマイさん専用のアプリを今までリリースしてきています。

どちらもセクマイさんのコミュニティづくりを支援するためのアプリです。
ぜひ一度使ってみて、また感想とかあったらぜひ教えてくださいね。

[Android/Web]Quergram -セクマイさんのいるフォトSNS-

>>webはこちら

[Android]Swiper – ゲイ・レズビアンのマッチングアプリ

 

参考

  1.  Sullivan, Michael K. (2003). Sexual Minorities: Discrimination, Challenges, and Development in America (illustrated ed.). Haworth Social Work Practice Press. ISBN 9780789002358. Retrieved 12 March 2015. SUMMARY. This chapter explores the cultural, religious, and sociological underpinnings of homophobia and intolerance toward homosexuals.
  2. ^ Jump up to:a b c Kann, Laura; O’Malley Olsen, Emily; McManus, Tim; Harris, William A.; et al. (August 11, 2016). “Sexual Identity, Sex of Sexual Contacts, and Health-Related Behaviors Among Students in Grades 9–12 — United States and Selected Sites, 2015; Morbidity and Mortality Weekly Report (MMWR)”. Centers for Disease Control and Prevention. Retrieved March 20, 2017.
  3. ^ “Definition of Terms – “Sexual Minority. Gender Equity Resource Center. Retrieved 12 March 2015.
  4. ^ Sharma, Gopal (7 January 2015). “Nepal to issue passports with third gender for sexual minorities”. Reuters. Retrieved 12 March 2015.
ABOUT ME
クスハラ ショウゴ
新卒5ヶ月で会社をやめてから、10ヶ月程度プー太郎。 そののち、ウェブ系企業でバイト→エンジニア転職を果たす。 実はTOEICほぼ満点だったりする。 ご連絡は shogo.kusuhara@gmail.com まで

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