DISCUSSION

【過去ではなく未来に嘘をつけ】竹花貴騎さんの炎上をみて思うこと

竹花貴騎さんが「googleの社員ではなく業務委託(インターン?)のエンジニアだった」
ということがビジネス系インフルエンサーである田端信太郎さんが発端でネットで大きく炎上していました。

既に日が経ってからの投稿ではありますが、僕自身、TwitterやYouTubeで竹花さんのやってきた多くの経歴詐称をみて、少し思うことがありました。

基本的には、炎上の渦中にいた田端信太郎さんの事後をまとめた動画に非常によく解説されていて、

▲なぜ竹花貴騎さんは、DJ社長になれなかったのか? 

未来に向けてつく嘘を夢という。過去に向けて嘘をつくのは、やがて破滅する

というのが田端さんの動画のまとめで、非常に的確に事情を説明されていると思いましたが、僕には少し他の視点もあるのでそれを書いて見ようようと思います。

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なぜ竹花貴騎さんを人は信じてしまったのか?

単刀直入にいえば、「成功というポルノに魅せられてしまった」ということになるかと思います。

竹花貴騎さんのポルノとも言える過剰な成功イメージ。数多くのインスタグラムでの華やかな生活、YouTubeでの「人生上がった」感のあるバックグラウンド。

この投稿をInstagramで見る

 

竹花貴騎(@takaki_takehana)がシェアした投稿

▲竹花さんのInstagram投稿。実はこの自家用ジェットもレンタルだったとか。

これらにばかり目がいって、肝心の竹花貴騎さんの話す内容に対して、正常に判断ができなくなっていたのではないでしょうか?

僕
GoogleのSWE(ソフトウェアエンジニア)?でこんな人いるんだな。へー、googleも多種多様な優秀な人を抱えているんだなー。

と僕も初めて竹花さんの動画を見たときには、「すごい人」という先入観を圧倒的に植え付けられていたのですがw

ただ、心の中では少しだけ、違和感を感じていました。

僕
Googleを出たというわりには、TOEIC960の僕から見たら、外資系社員の英語力には全然満たないし、WEB系の企業に勤務しているわりには何やら高圧的な話し方だな…

という自分の英語力・WEB系企業での実体験を元に、少しだけ違和感を感じていました。

ただ、YouTubeやSNSでフォロワーが多かったので、何より「小耳に挟んだことあるくらいには有名」と思っていたので、この時はまさかここまで経歴詐称をしていたとは思うよしもなかったんですよね。

どんな人がMUPカレッジ・竹花さんを信じていたのか。もしくは信じていたかったのか?

これはマーケティング的なセグメントでいえば次のような属性の方がターゲットになっていたのではないか、と推測します。

現状に不満を持っているが、高卒・専門卒など、学校にはあまり真面目に参加していなかった。学はないが、それでもお金持ちになりたい。成功したい。

実際にMUP生の方のTwitterアカウントを検索して多く調べたのですが、比較的上記のようなパターンの方が多い印象を受けました。

その方たちに対して、MUPという「学習教材」を売ることで、「私たちのプラットフォームで学ぶことで、あなたたちも成功できますよ」という甘い誘いをするのが竹花さんの戦略であったように第三者の僕には見えました。

こういった「知名度を先行することで、(中身は第三者機関などに検定を受けていない、質の低い)学習教材を販売する」という手法では、マコなり社長さん同様に多くの被害者を出したビジネスを展開していたように見えます。

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資格を取れば救われる。大企業に入れば救われる。学習すれば救われるという信仰。

掲題の通りで、変化があまりにも早い、人類史上で類を見ない高度な情報処理・キャッチアップを求められる私たちは、今、すがる物が何もないのかもしれません。

親鸞は、昔「どのような人であれ念仏ひとつで救われる」と教えを説きました。1173年~1262年の平安時代から鎌倉時代という、貴族社会から封建社会へと進んだ激動の時代です。

また、彼は悪人正機といって、「善人ですら救われる。いわんや悪人をや」と説きました。つまり、「善人でも救われるのだから、悪事を行った悪人でも救われて良いだろう」というのです。

竹花さんは、MUPカレッジや信者に対して、共同所有権という「物件・お店の所有権を不特定多数に対して販売する」という、側から見たらマルチにしか見えないビジネスをされていました。(また、それら共同所有権は、購入した人が他の人に販売することもできるそうなw)

まさに、「悪人正機」の考えですよね。悪人こそ救われる。とw

僕は、この竹花さんやマコなり社長さんなど「学習」に対して信仰を呼びかける人は、「末法思想の教祖」ではないかと思っていましてw

末法思想(まっぽうしそう)とは、釈迦が説いた正しい教えが世で行われ修行して悟る人がいる時代(正法)が過ぎると、次に教えが行われても外見だけが修行者に似るだけで悟る人がいない時代(像法)が来て、その次には人も世も最悪となり正法がまったく行われない時代(=末法)が来る、とする歴史観のことである。

Wikipedia 末法思想

要するに、「人も世も最悪となり正法がまったく行われない時代(=現代)において、学習こそすれば救われる、成功できるとばかりいう教祖」だということです。

厳しい言い方になりますが、結局、「現代のスピードにキャッチアップできていない人が、過去に使い古された学習ばかりをしている」ように僕には見えてなりません。

僕はといえば、変化の激しすぎるWEB業界のエンジニアとして毎日、日々移り変わる技術と格闘しています。毎日、知らないことばかりです。現代のスピードにキャッチアップするのに精一杯ですが、結果的に「今」にフォーカスできているので心配とか出てこないんですよね。

マーケティングという毒ガス / Nowistであること

結局、情報を取捨選択すること、そして「自分の人生の今」にどれだけ集中できるのかが、正しい方向性を持って先に進めるかどうかを決めるのだと思います。

マーケティングという毒ガスによって洗脳されてばかりいるのではなくて、日々、変化する時代を目の前のキャッチアップによって、さらに自分も変化・適応することで、成長することができるというのが現代社会のように考えます。

 

▲’Become a Nowist’
 

こちらは僕が好きな動画で、「日々をアップデート、イノベートしたいのであれば、Nowist = 今を見つめる人になれ」というJoi itoさん(MITメディアラボ)の動画です。

日々、高速で移りかわる社会であっても、「今を見つめる人でありたい」と竹花さんの件を見て改めて考えさせられました。

MUP生の方、「騙されたな」と思う方は、ぜひ一度、今を見つめて改めて何を学習し、何に熱狂するのか、考えてみてはいかがでしょうか?

他人軸ではなく、自分軸でオリジナルのやつで。

 

 

ABOUT ME
クスハラ
立命館大卒('18)後、ニート。 その後、webエンジニアとして独立・開業。 留学経験あり。TOEIC960点(大学3年時) 複数のwebサービスのグロースから開発までを担当。楽しく仕事して自由に生きているので、ブロガーとしては世の中の当たり前を疑う視点を提供する記事を書きたい。 ■連絡先 shogo.kusuhara[あっと]gmail.com

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